ケガを繰り返す人に多い身体の使い方の特徴とは?

〜知らず知らずの“クセ”が不調の原因に〜

「同じ部位ばかりケガをする」「治ったと思ったらまた痛くなる」
そんな経験をしたことはありませんか?
実はその背景には、日常の身体の使い方のクセが深く関わっている場合があります。

ケガの再発と身体の使い方の関係

スポーツや日常生活でケガを繰り返す人の多くに共通しているのが「偏った身体の使い方」です。
筋力や柔軟性のバランスが崩れると、一部の関節や筋肉に過剰な負担がかかり、炎症や損傷を招きやすくなります。

主な特徴として、以下のような傾向が見られます。

  • 片側重心:立つ・歩く・座る時に、無意識に片方に体重をかける
  • 関節のロック:膝や肘をピンと伸ばしたまま動くことで衝撃を逃がせない
  • 股関節の使い方が弱い:骨盤や体幹が安定せず、膝や足首に負担が集中
  • 胸郭や背骨の硬さ:上半身の柔軟性が低く、動きが局所に偏る

こうした「癖のある動作パターン」は、一度のケガをきっかけにより強くなり、再発を招く悪循環に陥りやすくなります。

ケガを繰り返す人のパターン別特徴

一口に「同じ場所をケガする」といっても、その背景にはいくつかのタイプがあります。

  • 重心偏位型
     片側に体重を乗せるクセが強く、膝・足首など下半身のケガが多い
     例)ランニングで同じ足ばかり痛くなる、立ち仕事で片膝に痛みが出る
  • 柔軟性低下型
     股関節・胸郭・背骨の可動性が低く、無理な動きで筋肉や靭帯を痛めやすい
     例)しゃがむ・ひねる動作で腰や膝に痛みが出る
  • 筋力アンバランス型
     一部の筋肉に頼った動きが続き、他の部位が弱くなることで負荷が集中
     例)太ももばかり使って膝を痛める、肩まわりが硬くなり四十肩・五十肩などの症状が出る
  • 代償動作型
     本来動かすべき関節が動かず、別の部位が無理にカバーして痛める
     例)股関節が硬く腰を痛める、足首の硬さで膝に炎症が起きる

まずは「自分の動きのクセ」を知ることが、ケガの再発防止の第一歩です。

日常生活でケガを助長する習慣

ちょっとした生活習慣が、知らず知らずのうちに身体のバランスを崩しています。

  • 片脚に重心をかけて立つ
  • 長時間の同じ姿勢(デスクワーク・スマホ操作など)
  • 運動不足による股関節・体幹まわりの筋力低下
  • 靴の片減りを放置して歩き方が偏る

このような習慣が積み重なると、関節や筋肉の使い方に偏りが生まれ、再発しやすい身体ができあがってしまいます。

ケガ予防のための“身体の使い方”改善ポイント

ケガをしにくい身体をつくるには、日常からの意識づけが大切です。

  • 両脚でしっかり立ち、左右均等に体重をかける
  • 1時間に1回は立ち上がり、股関節や背骨を動かすストレッチを行う
  • 体幹を安定させるエクササイズ(プランクなど)を取り入れる
  • 靴底の減り方をチェックして歩行バランスを整える

小さな意識の積み重ねが、大きなケガ予防につながります。

まとめ

「いつも同じところを痛める」「治っても不安が残る」という方には、身体全体のバランスを見直すことが重要です。

ケガは「その部位だけの問題」ではなく、身体全体の使い方にヒントが隠れていることが多いです。
動き方を見直すことで、再発しない身体をつくることができます。