〜目の疲れ…実は“首”が原因かも?〜
「最近、目が疲れやすい」「目の奥が痛む」「視界がぼんやりする」
そんなお悩みを抱えていませんか?
実はその原因、首まわりの筋肉や姿勢の崩れにあるかもしれません。
目の疲れと首のつながり
眼精疲労というと「目の使いすぎ」が原因だと思われがちですが、実は首の筋肉や姿勢の影響を強く受けています。
目の働きと深く関係するのが、以下の要素です。
- 後頭下筋群(首の深層筋):目のピント調整や視神経と関係
- 首・肩の筋緊張:血流を悪くし、目の酸素・栄養不足を招く
- 頭部の位置(姿勢):ストレートネックなどで目の負担が増大
つまり、首の状態が悪いと、目に余計なストレスがかかりやすくなるのです。
姿勢の崩れが眼精疲労に与える影響とは?
以下のような姿勢不良が、目の疲れ・かすみ・痛みに繋がっているケースは多く見られます。
ストレートネック(首が前に出た姿勢)
頭の重さが首に集中し、後頭下筋群が緊張しやすくなります。
この筋肉のすぐ近くを走る神経が圧迫され、
- 目の奥の痛み
- ピントが合いにくい
- 目のまわりの重だるさ
といった症状が出やすくなります。
猫背・巻き肩(背中が丸く、肩が内側に入っている)
肩や首の筋肉が硬直し、頭部の位置がズレやすくなります。
この姿勢では目の位置も下がり、画面との距離が不自然になることで、目の筋肉に過度な緊張がかかりやすくなります。
うつむき姿勢でのスマホ・PC操作
長時間のうつむき姿勢は、目線が固定されることで瞬きが減り、ドライアイや疲労感を助長します。
首まわりの筋肉の緊張も高まり、血行が悪化することでさらに目の症状を引き起こします。
眼精疲労を軽減する「日常姿勢」のポイント
眼精疲労のケアには、日常生活での姿勢や習慣の見直しが重要です。
以下のポイントを意識してみましょう。
頭を身体の真上に乗せる
ストレートネックを防ぐためには、「耳・肩・腰」が一直線になる姿勢が理想的です。
背筋を伸ばし、顎を軽く引くことで、首の筋肉の負担が減りやすくなります。
画面の高さを目線と同じくらいに調整する
ノートパソコンやスマホを覗き込む姿勢は、首への負担を増やします。
画面は目の高さに近づけ、顔をうつむかせない環境を整えましょう。
1時間に1回、目と首のリフレッシュ
長時間の作業が続く場合は、1時間ごとに「遠くを見る」「首をゆっくり回す」など、こまめにリセット時間を取りましょう。
湯船に浸かる・首を温める
首や肩の血流を促すことで、目への血液供給もスムーズになり、眼精疲労の回復が早まります。
深呼吸や軽いストレッチでリラックス
呼吸が浅くなると、首・肩まわりに力が入りやすくなります。
作業の合間に深呼吸や肩回しを取り入れると、首の緊張が和らぎます。
目の疲れがなかなか取れないときは、身体のケアも視野に
眼精疲労は、単に「目だけの問題」ではないことが多くあります。
首・肩の筋肉の状態や姿勢のクセが関係しているケースでは、身体全体を整えることが回復の近道です。
「目が疲れやすい」「目の奥が痛い」「姿勢が気になる」
そんな方は、ぜひ一度ご自身の姿勢や首の状態を見直してみてください。


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