2025年6月

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フォームの改善は姿勢改善から:スポーツ障害予防の第一歩

スポーツを楽しむすべての方にとって、「ケガの予防」は非常に大切です。フォームを見直しても、なかなか改善しない痛みや違和感。その原因、実は日常の姿勢にあるかもしれません。 今回は、「なぜ姿勢がフォームに影響するのか」「どのようなスポーツ障害につながるのか」を詳しく解説します。 フォームの改善は“動く姿勢”を整えること フォームとは、スポーツ中の体の動かし方。その動かし方は、体の柔軟性や筋肉のバランス、骨格の配列といった姿勢的な要素に大きく左右されます。 姿勢が崩れていれば、体を本来の可動域で使うことができず、無理にフォームを修正しても不自然な力みや癖が残ります。つまり、姿勢の歪みがフォームエラーを生み出しているケースは非常に多いのです。 姿勢の歪みが引き起こす代表的なスポーツ障害 以下では、姿勢が関連しやすい代表的なスポーツ障害を、具体的な原因とあわせて紹介します。 1. ジャンパー膝(膝蓋腱炎) 原因となる姿勢:骨盤の過度な前傾・反り腰 2. シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎) 原因となる姿勢:扁平足・内股 3. 野球肩・テニス肩(肩関節インピンジメントなど) 原因となる姿勢:猫背・巻き肩 4. テニス肘・ゴルフ肘(上腕骨外側・内側上顆炎) 原因となる姿勢:猫背・巻き肩・体幹の不安定さ 5. 腰椎分離症・疲労性腰痛 原因となる姿勢:反り腰・骨盤の前傾/左右非対称な体重のかけ方 姿勢改善がもたらす3つのメリット 1. フォームが安定する 可動域が正常化され、身体の軸がブレにくくなります。 2. 障害の予防・再発防止 バランスよく筋肉が使えるため、特定の部位に負荷が集中しなくなります。 3. 競技パフォーマンスの向上 出力効率が高まり、動作が軽くスムーズになります。 まとめ スポーツフォームを変えるなら、まずは姿勢から。姿勢を整えることで、フォームの質は自然と上がり、スポーツ障害のリスクも大幅に減らせます。“整った姿勢”は、スポーツを楽しみ続けるための最良の土台です。

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パフォーマンス低下の原因は「可動域の偏り」かも?

スポーツや日常動作の中で、「なんだか最近、動きが重い」「パフォーマンスが下がってきた気がする」と感じることはありませんか? その原因、もしかすると 「関節の可動域の偏り」 が関係しているかもしれません。 可動域の偏りとは? 関節の可動域とは、身体の各部位が動かせる範囲のことを指します。本来、私たちの体はバランスよく動く設計になっていますが、生活習慣や姿勢のクセ、過去の怪我などによって、左右差や前後差が生じることがあります。 このような可動域の「偏り」があると、動作時に特定の関節や筋肉だけに負担がかかり、身体全体のバランスが崩れてしまいます。 偏りがパフォーマンスに与える影響 関節の動きに偏りがあると、以下のようなことが起こりやすくなります。 つまり、「筋肉はあるのに力がうまく伝わらない」「思ったように身体が反応しない」といった状態は、可動域のアンバランスが引き金になっていることがあるのです。 身体は繋がって動く 私たちの身体は、部分的に動くのではなく、全体が連動して動いています。たとえば、股関節の動きが悪いと、肩甲骨や背骨の動きにまで影響を及ぼすことがあります。 1箇所の可動域制限が、他の部位のパフォーマンスに波及する――これが、見過ごされがちな落とし穴です。 セルフチェックしてみよう 以下のような違和感は、可動域の偏りのサインかもしれません。 自覚がなくても、日常の中にヒントは潜んでいます。 解決の第一歩は「気づくこと」 まずは「自分の身体がどう動いているのか?」に意識を向けることが大切です。無理に鍛えたり、ストレッチするよりも、現状を正しく把握するだけで、身体の使い方は大きく変わります。 トレーニングや競技の前に、動きのチェックを取り入れてみましょう。シンプルな可動域確認だけでも、ケガの予防やパフォーマンス向上に繋がることは多々あります。 まとめ 筋力や持久力だけでなく、「関節の動きやすさ」に目を向けることが、真のパフォーマンスアップには不可欠です。 もし最近、動きづらさや伸び悩みを感じているなら、一度「可動域の偏り」に注目してみてはいかがでしょうか?

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冷えと姿勢の意外なつながり

~体が冷える本当の原因、見直すべきは「姿勢」かもしれません~ 冷え性といえば、「血行不良」「運動不足」「自律神経の乱れ」などがよく知られていますが、実は「姿勢」が冷えと密接に関係していることをご存知でしょうか? なぜ「姿勢」が冷えに影響するのか? 私たちの身体には、心臓から送り出された血液を全身に循環させる仕組みがあります。この血流が滞ることで、手足など末端部分の冷えを引き起こします。 ここで重要になるのが「姿勢」です。 特に以下のような姿勢は、冷えを招きやすくなります。 そして、こうした悪い姿勢は、ある重要な神経系にも影響を与えます。 自律神経と冷えの関係 冷えに深く関わっているのが「自律神経」です。これは、私たちの意志とは関係なく体の働きをコントロールしてくれている神経で、「交感神経」と「副交感神経」の2つがあります。 正常な自律神経バランスでは、必要に応じて血管が拡がったり縮んだりして体温調節ができます。しかし、長時間の悪い姿勢や猫背などによって筋肉が硬直すると、自律神経の通り道である脊柱(背骨)のまわりにストレスがかかり、神経の働きが乱れやすくなります。 結果として血管が常に縮んだままになり、体の末端まで血液が行き届かなくなって冷えにつながるのです。 冷えを改善するには「姿勢の見直し」から 冷え対策というと、温かい飲み物やカイロなどで外から温める方法が一般的ですが、内側から「冷えにくい体」を作るには、姿勢の改善が重要です。 といった簡単な意識づけでも、自律神経の働きを整え、血流を促すことができます。 まとめ いくら温めても、冷えが改善しない…という方は、姿勢や呼吸、そして自律神経のバランスに注目してみてください。 日々の体の使い方を見直すことで、巡りの良い、冷えにくい体質へと近づくことができます。 まずは、日常の姿勢をチェックすることから始めてみてくださいね。