猫背・巻き肩が身体に及ぼす影響

猫背・巻き肩とは?

猫背: 

本来胸椎(背中の骨)は、後ろ側に緩やかなカーブがありますが、そのカーブが強くなった姿勢のことを言い、シンプルな言い方だと「背中が丸くなっている姿勢」です。

巻き肩:肩が前側に入り、内側にねじれた状態のことを言います。

この2つはセットで発生しやすく、肩や首の筋肉に大きな負担をかけます。

📌猫背・巻き肩の主な原因

猫背や巻き肩は、現代のライフスタイルにより多くの人が悩まされている姿勢の崩れです。これらは見た目の悪さだけでなく、体にさまざまな不調を引き起こす原因となります。ここでは、主な原因について詳しく見ていきます。

  • 1️⃣長時間のスマホ・PC作業(うつむき姿勢)

🔻 原因:
現代社会では、パソコンやスマホを長時間使うことが一般的になり、前かがみの姿勢頭が前に突き出る姿勢が習慣化します。これにより、肩が前に巻く(巻き肩)背中が丸くなる(猫背)という姿勢が形成されます。

🔻 問題点:
✅ 長時間の前傾姿勢で、肩や背中の筋肉に過度な負担がかかる
✅ 首や肩の筋肉が硬くなり、肩こりや首こりを引き起こす
✅ 姿勢が悪くなり、呼吸が浅くなる

  • 2️⃣筋力不足

🔻 原因:
猫背や巻き肩は、背中や肩甲骨周りの筋力不足が原因で悪化することが多いです。特に「肩甲骨を寄せる筋肉(菱形筋や僧帽筋)」が弱くなると、肩が前に出て巻き肩になりやすく、背中の筋力不足は猫背を引き起こします。

🔻 問題点:
✅ 背中の筋肉が弱く、姿勢を支えられない
✅ 体幹の筋肉が不足し、腰や背中にも負担がかかる
✅ 姿勢の維持が難しくなり、無意識に前かがみになる

  • 3️⃣睡眠時の姿勢(枕や寝具)

🔻 原因:
寝ている間の姿勢も猫背や巻き肩に影響を与えることがあります。特に枕が高すぎたり、寝具が合っていないと、首や肩に負担がかかり、寝ている間に姿勢が悪化します。

🔻 問題点:
✅ 枕が高すぎると、首が前に曲がってストレートネック巻き肩になる
✅ 抱き枕などがない状態での、長時間の横向き姿勢

📌猫背・巻き肩が引き起こす不調とその影響

猫背や巻き肩は、見た目に悪影響を与えるだけでなく、身体全体にさまざまな不調を引き起こします。長期間放置すると、慢性的な痛みや姿勢の悪化を招き、日常生活に支障をきたすことがあります。以下では、猫背と巻き肩が引き起こす主な不調について詳しく説明します。


  • 首こり・肩こり

📌 原因:
猫背や巻き肩によって、首周りや肩の筋肉に常に負荷がかかり、筋肉が硬くなります。特に、肩甲骨を支える筋肉に負担がかかると、首こりや肩こりが悪化します。

📌 症状:
✅ 首や肩が重くなり、凝りがひどくなる
✅ 首を動かすと痛みを感じる


  • 頭痛

📌 原因:
猫背や巻き肩によって、首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪くなると、緊張性頭痛偏頭痛を引き起こすことがあります。

📌 症状:
✅ 頭が重く、痛むことが多い
✅ 首や肩を動かすと、頭痛が悪化する
✅ 頭痛が慢性的になりやすい


  • 呼吸が浅くなる・息切れ

📌 原因:
巻き肩や猫背が進行すると、胸が圧迫され、肺が十分に膨らむことができなくなるため、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、酸素供給が不足し、疲れやすくなることがあります。

📌 症状:
✅ 息が浅く、息切れしやすくなる
✅ 集中力が低下し、疲れやすい
✅ 運動をすると息が苦しく感じることがある

  • 姿勢の悪化・スタイルの崩れ

📌 原因:
猫背や巻き肩は、姿勢を維持する筋肉が弱くなることが原因です。これにより、姿勢が崩れ、体型にも影響を与えることがあります。特に、胸が丸くなり、バストの位置が下がるお腹が突き出ることがあるため、スタイルが悪化します。

📌 症状:
✅ 胸が垂れやすくなる
✅ お腹が前に出て、ぽっこりお腹になる
✅ 全体的に老けて見える印象になることがある

巻き肩の特徴とチェック方法

それでは、自分の姿勢の状態をチェックしてみましょう!

壁立ちチェック

1️⃣ 壁に背をつけて立つ(かかと・お尻・背中をつける)
2️⃣ 自然に立った状態で、後頭部が壁につくか確認

肩が前に出ている(横から見たときに肩が耳より前にある)
手の甲が前を向いている(自然に立ったとき、手の甲が太もも側を向く)
肩甲骨が外に開いている(背中の中央に寄らず、外側に広がる)

以上の状態がある場合は、猫背・巻き肩の可能性があります。

📌早めのケアで健康な首を取り戻そう!

猫背・巻き肩を放置すると、これらの不調が悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。日頃から正しい姿勢を意識し、ストレッチやエクササイズを取り入れることで予防・改善しましょう!

今後の記事でも、姿勢が身体に及ぼす記事も随時投稿しますので、是非お待ち下さい!