ストレートネックが身体に及ぼす影響

ストレートネックとは?

現代社会ではスマートフォンやパソコンの長時間使用により、「ストレートネック(スマホ首)」が増えています。本来、首の骨(頸椎)は緩やかな前側のカーブを描いていますが、前かがみの姿勢が続くことでこのカーブが失われ、真っ直ぐな状態になってしまいます。

📌 ストレートネックを引き起こす主な原因

ストレートネックは、現代のライフスタイルにより多くの人が悩まされている姿勢の崩れです。これらは見た目の悪さだけでなく、体にさまざまな不調を引き起こす原因となります。ここでは、主な原因について詳しく見ていきます。

  • 1️⃣ 長時間のスマホ・PC作業(うつむき姿勢)

スマホやパソコンを長時間使うことで、無意識に首が前に出て、うつむいた姿勢になる

🔻 問題点:
✅ 頭の重さ(約5kg〜6kg)が首に直接負担をかける
頭が前に出ると、首にかかる負荷は倍増(約15〜20kgになることも)
✅ 首の筋肉が疲労し、首こり・肩こり・頭痛の原因に

  • 2️⃣寝る姿勢の影響(高すぎる枕)

枕が高すぎると、首が前に曲がった状態が続き、頸椎のカーブが失われる

🔻 問題点:
✅ 寝ている間に首の自然なカーブが崩れる
朝起きたときの首こり・肩こりの原因
✅ 長期間続くとストレートネックが悪化運動不足・筋力低下

  • 3️⃣ 運動不足・筋力低下

🔻 原因:
首や肩甲骨を支える筋肉(僧帽筋・菱形筋・肩甲挙筋など)が衰えると、頭を正しい位置に保てなくなる

🔻 問題点:
首の筋肉が疲れやすくなり、ストレートネックが進行
✅ 体幹の筋力低下 → 猫背・巻き肩も悪化しやすい

他にもストレスから負担や猫背・巻き肩からの影響もあります。

📌ストレートネックが引き起こす不調

ストレートネックは、見た目に悪影響を与えるだけでなく、身体全体にさまざまな不調を引き起こします。以下では代表的な症状を詳しく解説します。


  • 首こり・肩こり

📌 原因:
ストレートネックにより、首の筋肉や肩の筋肉に過剰な負担がかかります。首がまっすぐになると、頭を支える筋肉が硬直し、肩の筋肉も緊張して、こりや痛みが生じます。

📌 症状:
✅ 首や肩が重く感じる
✅ 肩や首を動かすと痛みが出る


  • 頭痛

📌 原因:
ストレートネックが進行すると、首や肩の筋肉が緊張し、血行が悪化することがあります。これが原因で、緊張性頭痛偏頭痛を引き起こすことが多いです。

📌 症状:
✅ 頭が重く感じ、痛むことがある
✅ 首や肩を動かすと頭痛が強くなる
✅ 頭痛が慢性的になることがあり、日常生活に支障をきたす


  • 手や腕のしびれ・感覚の鈍さ

📌 原因:
ストレートネックになると、首の椎間板や神経が圧迫されやすくなり、神経に負担がかかることがあります。これにより、手や腕にしびれを感じたり、感覚が鈍くなることがあります。

📌 症状:
✅ 手や腕にしびれが起こることがある
✅ 手を動かすと、感覚が鈍くなる
✅ 酷くなると、指先の冷感や痛みを感じることも


  • めまい・ふらつき

📌 原因:
ストレートネックが進行すると、首の骨がずれたり、神経が圧迫されたりすることがあります。これにより、血流が悪化し、脳への血流が不十分になることでめまいやふらつきが起こることがあります。

📌 症状:
✅ 立ち上がるとふらつきが生じる
✅ 突然のめまいや頭がくらっとすることがある
✅ 頭を動かすとめまいがひどくなることがある


ストレートネックによって上記以外の症状を引き起こす事も多くあります。

📌ストレートネックのセルフチェック方法

それでは、自分の首の状態をチェックしてみましょう!

壁立ちチェック

1️⃣ 壁に背をつけて立つ(かかと・お尻・背中をつける)
自然に立った状態で、後頭部が壁につくか確認

正常な首の状態:後頭部が無理なく壁につく
ストレートネックの可能性あり:後頭部が壁につかない、または顎が上がってしまう

📌早めのケアで健康な首を取り戻そう!

ストレートネックを放置すると、これらの不調が悪化し、日常生活に支障をきたすこともあります。日頃から正しい姿勢を意識し、ストレッチやエクササイズを取り入れることで予防・改善しましょう!

今後の記事でも、姿勢が身体に及ぼす記事も随時投稿しますので、是非お待ち下さい!